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高校入試【国語】を読む!(32)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,南木佳士(なぎ けいし)さんの『ダイヤモンドダスト』 です。出題は、2023年度愛光高です。

久しぶりの再読でした。本書に初めて出会ったのは、『代ゼミサテライン予備校』での講義、センター試験(今の大学入試共通テスト)に、本作品が出題されていて、それの解説講義でした。この話の続きが読みたくなって、購入したことを記憶しています。

今回の読後感は、「死」との向き合い方をすごく考えさせるものでした。前回にこの作品を読んで以降、両親の死を経験したことに大きく影響されています。

芥川賞受賞の表題作含む4編が収録されています。芥川賞受賞作ですが、決して難しい文体ではなく、中学生でも十分に読める1冊です。作品中でたくさんの人が亡くなりますので、メンタル弱い方は要注意です。中学生が、この本を読んで、いろいろなことに気づき、いろいろなことを考えてほしい1冊です。読み通した後に感じ、考えたことが君たちの財産となります。これからの冬休みにじっくりと読まれることをお薦めします。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(31)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,清水晴木さんの『旅立ちの日に』 です。出題は、2023年度東京都です。

すごくおもしろい1冊です。悲し話があったり、中学生が読むには少し年齢的に理解しづらい話があるかもしれないですが、途中であきらめずにぜひ最後まで読んでほしい1冊です。絶対に感動しますよ。

この本の出版社の紹介サイトには、「人生における出会いと別れに心の底から向き合って書きました」という作者のメッセージが掲載されていました。まさにその通り!という内容です。

東京湾を横断するフェリーが発着する港町を舞台にしたお話です。最初の話から心を揺さぶられます。「人の出会いと別れ」が織りなすストリーに引きこまれます。お薦めの1冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(30)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,篠綾子さんの『江戸寺子屋薫風庵』 です。出題は、2023年度栃木県です。

江戸時代の寺子屋を舞台にしたお話です。ストリー的には軽い流れで進んでいきますので、中学生が読むには楽しめるところも多いと思いますが、寺子屋=学習塾ですので、「いやいや、その対応じゃないでしょう!」的な現場意識が先に立ち、残念ながら最後まで「読み物」として楽しむことができない一冊となってしまいました。

また、時代小説としても、この小説の中での江戸時代イメージがこれまで思っていたものと少し違っていましたので、物語の中にうまく入り込めず、最後まで違和感がありました。

というように個人的にはあまりヒットしませんでしたが、別の方が読まれるとまた違った視点で面白さに気づかれることもあると思います。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(29)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,蓮見恭子さんの『襷を、君に。』 です。出題は、2023年度東京都立八王子東高です。

高校の陸上部駅伝を題材にした青春小説です。Amazonの書評では厳しい評価もありますが、中学生が面白く読めるお薦めの1冊です。

これまでに紹介した本と同様に主人公があれこれ悩んだりするのですが、その姿勢が“軽い”(笑。それが物語のテンポの良さにつながっていて、非常に読みやすいです。1冊の中に、いろいろなテーマがあり、それぞれに深く考えるきっかけを与えてもらえます。君たちがこの1冊の中にどんなテーマを見つけ、どんなことを考えるようになったのか、それにはとても関心があります。もし読んでみて面白いと感じたら、また生徒面談などの時に「あれ、読んだよ」と話しかけてみてください。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(28)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,木内 昇一(きうち のぼり)さんの『剛心』 です。出題は、2023年度愛媛県です。

明治期の建築家の半生記です。物語の前半では、明治の頃の”国家を新しく作る”という躍動感が刺激的で面白く読み進めることができます。そして、半ば以降は、主人公の生きざま、建築にかける思いに引きこまれて行きます。東京(江戸)の街並みをイメージできればもっとその世界観に没入できていそうで、(東京のことをあまり知らない私には)ちょっと残念な思いもあります。

一方で仕事(勉強)に対する姿勢にも共感できると同時に、すごく考えさせられることも多く、そういう意味でもとても楽しめた一冊でした。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(27)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,山本兼一さんの『花鳥の夢』 です。出題は、2023年度東京都立日比谷高です。

安土桃山時代の絵師狩野永徳のお話です。作品を生み出す苦悩が多く描かれていますので、全体として“重い”印象のストーリーも多く、メンタル弱い方は読解注意です!

一方で、歴史の教科書に登場する安土桃山時代の戦国武将も登場し、そのやりとりがフィクションでありながら、如何にもありそうで内容で面白く感じました。

また史実として、狩野永徳の作品の多くは戦乱で焼失してしまっています。狩野永徳が生きた安土桃山時代の戦乱の中でも、たくさんの焼失があったことが描かれています。そんな中で、ふすま絵を描く狩野永徳の想いも想像することもできる一冊でした。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

参考として狩野永徳の洛中洛外図屏風を以下に。

 

高校入試【国語】を読む!(26)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,瀧羽麻子(たきわ あさこ)さんの『博士の長靴』 です。出題は、2023年度東京都立国立高、他です。

博士の家のファミリーヒストリーのようなお話なのですが、その1本の線のつながり方が絶妙ですごく面白く読める1冊です。昭和の時代の話から物語が始まりますので、中学生には馴染みのない風景が続き、最初はちょっと当時の状況がイメージしにくく面白く感じられないかもしれません。でも、読み進める内にきっと引きこまれていきます。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(25)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,天津佳之(あまつよしゆき)さんの『あるじなしとて』 です。出題は、2023年度ラ・サール高です。

菅原道真(すがわらのみちざね)の半生記です。
これまで平安時代に遣唐使を廃止した人物、北野天満宮に祭られている学問の神様といった、断片な教科書程度のしか持っておりませんでした。小説ですのでフィクションの部分も多いかと思いますが、その波乱な人生を想像をふくらませて知るきっかけとなりました。

中学生が読むには漢字、語句が難しくかなり骨の折れる一冊です。ですが、平安時代の時代の様子を垣間見るには歴史の勉強としてもおもしろいと思います。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(24)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,瀧羽麻子(たきわ あさこ)さんの『ひこぼしをみあげて』 です。出題は、2023年度大分県です。

中学1年生の主人公が天文部に入って過ごす1年間が描かれているストーリーです。何かドキドキ、ワクワクするようなイベントに向かって突き進んでいく話ではありませんが、等身大の中学1年生の思いが感じられて、おもしろく読めました。

このブログ編者も中学生時代には、理科部という天文部に所属しておりましたので、すごく親近感を持つと同時に、「えっ、中学生が天体望遠鏡でそんな早く星が見つけられるの?」とか、「流星群はただ見ているだけで観測してないじゃん(記録取ってないし)!」などのツッコミ所も満載で、その意味でも楽しく読み通すことができました。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

 

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(23)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,我孫子武丸(あびこ たけまる)さんの『残心 凜の弦音』 です。出題は、2023年度青森県、他です。

弓道部の高1生の主人公とする『凛の弦音』の続編となる話がこの『残心 凜の弦音』です。途中から読み始める感じになるのに少し引っかかりがありましたので、『凛の弦音』から読み通しました。

物語の雰囲気は、青春物語&ときどきミステリーという印象です。舞台は高校の弓道部です。高校で人気のあるクラブの1つですよね。実際、卒業生の中には、あの袴姿にあこがれて、高校の弓道部に入った生徒もおります。

ミステリーの部分もとてもおもしろいですが、主人公が弓道に打ち込む姿、弓道に悩む姿に引きこまれます。人生に悩むところなどもすごく共感できる部分も多いです。全体として小気味よく読み進めることができる青春小説です。お薦めの1冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

読まれる機会をお持ち頂けるようでしたら、ぜひ『凛の弦音』からお読みください。いわゆる謎解きの部分が『残心 凜の弦音』ではネタバレ状態で話されてしまいますので、それが楽しめないのはもったいないです。

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。