生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
さて、今回取り上げる本は,額賀澪(ぬかが みお)さんの『ラベンダーとソプラノ』 です。出題は、2024年度青森県です。
2024年9月1日のこのブログでもご紹介した、額賀澪さんの小説です。意識せずに読み始めたのですが、ジャンル的には「児童書」という分類になるそうです。
小学校の合唱クラブに入っている女の子が主人公のお話です。コンクールで金賞を取るために、どんどんと練習が厳しくなってしまい…という流れでストリーが展開していきます。額賀澪さんの前作の流れから、”みんなでこの困難を克服して金賞を取りましょう!…”という流れで物語が進んでいくというサクセスストーリーを想定したのですが、物語は意外な方向に進んでいきます。
読み終えた後はきっと人に対して優しい気持ちになれる1冊です。具体的な内容は控えますが、いろいろなことを考える機会を与えてもらえる話です。
夏の読書感想文のシーズンは終わってしまいましたが、読書感想文の題材としても、オススメできる1冊です!(タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)
立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。
今週より各中学校の定期テスト対策の期間に突入ですので、この「高校入試【国語】を読む!」のブログはしばらくお休みの予定です。