トップへ戻る

*HOME
*りす・コミュニティとは
*多数の講座・イベント
*自慢の先生紹介
*教室案内・アクセス
*必見!耳寄り情報
入塾申込 入塾申込
無料体験 無料体験
講座・イベント予約 講座・イベント予約
資料請求 資料請求
ご質問・ご相談 ご質問・ご相談
個別教育フレックス

高校入試【国語】を読む!(68)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,額賀澪(ぬかが みお)の『ラベンダーとソプラノ』 です。出題は、2024年度青森県です。

2024年9月1日のこのブログでもご紹介した、額賀澪さんの小説です。意識せずに読み始めたのですが、ジャンル的には「児童書」という分類になるそうです。

小学校の合唱クラブに入っている女の子が主人公のお話です。コンクールで金賞を取るために、どんどんと練習が厳しくなってしまい…という流れでストリーが展開していきます。額賀澪さんの前作の流れから、”みんなでこの困難を克服して金賞を取りましょう!…”という流れで物語が進んでいくというサクセスストーリーを想定したのですが、物語は意外な方向に進んでいきます。

読み終えた後はきっと人に対して優しい気持ちになれる1冊です。具体的な内容は控えますが、いろいろなことを考える機会を与えてもらえる話です。

夏の読書感想文のシーズンは終わってしまいましたが、読書感想文の題材としても、オススメできる1冊です!タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

今週より各中学校の定期テスト対策の期間に突入ですので、この「高校入試【国語】を読む!」のブログはしばらくお休みの予定です。

高校入試【国語】を読む!(67)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,伊坂幸太郎の『逆ソクラテス』 です。出題は、2021年度立命館高(後期)です。

小学生が主人公の短編集です。伊坂幸太郎さんは好きな作家の一人ですので、少々肩入れ気味の紹介となりますが、5編の短編がそれぞれに面白い一冊です。

教師の立場から読んでしまうストリーも多く、改めて子ども達との接し方を考えさせられました。たとえば、こちらは子ども達のことを理解しているつもりでは、実はそれは「決めつけ」になってしまっていて、子ども達の成長を阻害することになってはいないか。あるいは、子ども達のことを思って厳しく接していても、実はそれは子ども達を萎縮させてしまっていて、親身な指導とはほど遠いものにはなってはいないか、など。この一冊中で、理想とすべき教師像を考えました。

各短編の中で、いくつかの印象的な言葉に出会うことになります。その言葉が君たちの心にも響くことを願っております。ちゃんと前向きに生きていこうという元気をもらえる1冊です。オススメです!タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(66)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,青山 文平の『本売る日々』 です。出題は、2024年度福井県です。

江戸時代の本屋さんが主人公のお話です。物語を通して語られる当時の人々の書物に向き合う姿勢に心を打たれます。

現代では、当たり前のこととして、誰でも簡単に本を手に取ることができます。そして、読み終えた本は簡単に手放してしまいます。実際の本だけでなく、ネット上でもたくさんの本に出会うことができます。そんな現在とは全く違い、江戸時代には、1冊1冊の本がすごく貴重でした。文字や本がすごく大切に扱われ、その存在が尊重されていたことに改めて気づかされました。

そして、江戸時代の人は1冊の本を何度も何度も読む。諳(そら)んじられる〔文章を暗記してしまう〕ぐらいに繰り返し読む。そういった江戸時代の文化人・教養人の在り方に憧れます。

落ち着いた感じで物語は進みます。ド派手な展開はありません。登場人物が物静かに語る展開がすごく読みやすく、心地よいです。いくつかは江戸時代の歴史的な知識があった方がより理解しやすく、中学生が読むには少し難しいと感じられる内容もあるかもしれません。

でも、読み終えた後は、これからもちゃんと読書をしよう、しっかりと勉強しようと前向きな気持ちにさせてもらえる1冊です。読んで良かったと感じたお話でした。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(65)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,額賀澪(ぬかが みお)の『風に恋う』 です。出題は、2019年度東京都立西高、他です。

8月11日に紹介した『空とラッパと小倉トースト』 に次いで、高校の吹奏楽部のお話です。『空とラッパと小倉トースト』と同様に音楽の部分はイメージして読み進めるのですが、ガンガンと迫力ある吹奏楽部の演奏が響いて来るような感じがして引きこまれて行きます。

高校の吹奏楽部での活動を通して、登場人物がいろいろな壁にぶつかり、そして成長して行くという青春群像のストリーです。面白かったです。電車の中で読んでいると物語に入り込みすぎて、乗り過してしまいそうになるぐらいでした。

いつも通り、ネタバレになりますので、具体的なストリーには触れませんが、これもお薦めの1冊ですよ。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(64)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,天沢 夏月(あまさわなつき)の『17歳のラリー』 です。出題は、2024年度熊本県です。

著者の天沢夏月さんは、以前に紹介した『ヨンケイ!!』の著者です。失礼ながら、読み始めるときは認識しておらず、後でネットでチェックして気づきました。ウィキペディアによると「ライト文芸作家」というカテゴリーで、活躍されてそうです。この本も『ヨンケイ!!』同様に、中高生が軽い感じ読み進めることができる1冊です。

物語の舞台は、都立高校のテニス部ですが、テニスの話が中心ではありません。テニス部のメンバーのそれぞれの想いが1人称で語り継がれる形式での小説です。同じできごとがそれぞれの視点で語られ、すごくおもしろく読める1冊です。きっと読者それぞれも自分が共感できるメンバーが違っていて、それが読みながら想像できるだけにさらに面白みが増してくるように思います。

特に後半は“一気読み”間違い直しのストリーです。お薦めの1冊ですよ。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(63)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,眞島 めいりの『バスを降りたら』 です。出題は、2024年度山口県です。

通学途中のバスの中ですれ違う中1の女子生徒と男子生徒とのお話です。それぞれの視点で語られる形で物語が展開していきます。途中で中学受験の話が出てきますので、中学受験結果にまだ折り合いが付けられていない場合の読書はちょっと注意です。

淡い感じのストーリーです。ふむふむ、こんな中1生もいるよね…と、2人ともに大人しい中1生の気持ちに共感できます。一方で、ダイナミックな動きや展開が少ない物語ですので、元気あふれる中学生が読むとやや物足りなさを感じる小説かもしれないです。

読後感として、シフォンケーキと紅茶との組み合わせがしっくりとくるような柔らかさがあるイメージです(チョコレートケーキとコーヒーの濃いイメージではありません)。いらだった心を少し穏やかにしてくれる1冊かもしれないですね。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(62)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,オザワ部長の『空とラッパと小倉トースト』 です。出題は、2024年度長野県、他です。

著者のオザワ部長さんは、「吹奏楽作家」として全国各地の吹奏楽部などを取材されて、多数の吹奏楽部に関する本などを出版されているそうです。この作品を読むまで、存じ上げませんでした。

そんなオザワ部長さんの著書が『空とラッパと小倉トースト』です。高校の吹奏楽部が舞台の青春ストーリーです。主人公の明るい性格+天才的才能への期待で、軽い感じで楽しく読み進めることができます。

吹奏楽部&音楽については詳しくありませんが、音楽の描写が素晴らしく、例えば、自分がそのコンサート会場にいるような感じの緊張感や、大音響の演奏や繊細な独奏なども伝わって来ました。物語に引きこまれます。

また、物語の中にはいくつもシリアスなテーマも登場します。例えば、天才とは?努力しても天才には追いつけないのか?や、罪の贖罪、病気の悩みなど、いろんなことを考える良いきっかけとなるのではないかと思います。

中学生が読むときっとおもしろいと感じてくれる1冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

高校入試【国語】を読む!(61)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,万城目 学(まきめ まなぶ)の『八月の御所グラウンド』 です。出題は、2024年度山梨県、他です。

表題作『八月の御所グラウンド』は、第170回(2024年1月)の直木賞受賞作とのこと。表題作を実際に読んでみて、すごくおもしろかったのですが、実は最初に読みたかったのは合せて収録されている「十二月の都大路上(カ)下(ケ)る」の方で…。ぱらぱらと『2025全国高校入試問題正解』を見ている中で、“女子全国高校駅伝”の話を見つけ、全部を読んでみたくなった次第です。

ということで、舞台は毎年12月に京都で行われる「女子全国高校駅伝」です。“スポ根的”な要素は薄く、どちかというとコミカルに読める流れだと思います。国語の問題には“最適!”という程に、登場人物の心情が描かれ、その気持ちの動きが理解しやすく、物語の世界観に没入できます。非常に読みやすい1冊です。

気がつけば2か月余りの休止期間を経て、久しぶりに取り上げる「高校入試【国語】を読む」シリーズです。中学生が読んで“おもしろい!”ときっと感じてくれる本を選びたいと考えておりました。「十二月の都大路上下る」はそんな物語です。

読んでいて前向きな気持ちにさせてもらえるお薦めの1冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(60)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,青山美智子の『木曜日にはココアを』 です。出題は、2019年度石川県です。

川沿いの桜並木のそばの喫茶店「マーブル・カフェ」から物語が始まる、短編連作です。最初の話が次の話に、そしてまた次の話へと主人公が代わってつながっていくストーリーです。ちょっと意地悪な見方をすれば、そんな都合良くつながっていく訳がないじゃん!とも考えられますが、途中からはそんなつながりにもちょっとワクワクしながら読み進めてしまいます。それぞれの話はとても優しく、ホットココアのようにほっこりさせてもらえます。

途中で舞台はオーストラリアにも。今までにあまりオーストラリアが舞台の小説を読んだことがありませんでしたが、このお話のおかげでオーストラリアが少し好きになりました。

心温まるオススメの1冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

 

 

高校入試【国語】を読む!(59)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

さて、今回取り上げる本は,瀧羽麻子(たきわ あさこ)の『ありえないほどうるさいオルゴール店』 です。出題は、2019年度長野県、他です。

以前にご紹介した『もどかしいほど静かなオルゴール店』 の前作にあたる物語です。

前作で見知った「オルゴール店」でしたので、ストリー的な斬新さはちょっと薄れてしまっておりましたが、それでも”人の心に優しい”エピソードは読んでいて心が安まります。人に優しくなります。そんな心温まる物語です。

もしこの「オルゴール店」が存在するなら、自分もオーダーメイドでオルゴールを作ってもらいたいです。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。