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高校入試【国語】を読む!(69)


生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。

前回の<高校入試【国語】を読む!>の投稿が9月22日ですので、3か月以上期間が空いてしまいました。毎回、このシリーズのブログをチェック頂いておりました皆様には期間が空いてしまったことをお詫び申し上げます。

メジャーリーガーのダルビッシュ有さんが「継続」についてYouTubeで語っておられます。「継続」にはいろいろな期間があります。たとえば、毎日? 1週間毎? 1か月毎? 1年おき…という具合です。ただポイントは、続けることができていれば、それは立派な「継続」で、空白の期間を気にする必要はない、という趣旨でございましたので、このブログではその論理に乗っからせて頂き、再びブログをアップさせて頂いております。

さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、今回取り上げる本は,山本一力(やまもと いちりき)の『銀しゃり』 です。出題は、2024年度千葉県です。

江戸時代、寛政の頃の江戸の寿司職人を主人公にした物語です。まず、教科書では学べない江戸庶民の暮らしぶりが丁寧に描かれていて、「へぇ~なるほどね」と多くの場面で感心させられました。お寿司の描写もすばらしく本を読みながら、お寿司が食べたくなります!

ストーリーとしては、主人公の身の回りで起こる日常生活のお話が中心で、途中までは物語の起伏の少ない“ほのぼの系”と言える物語です。ダイナミックな展開はあまりないものの読後感は決して悪いものではありません。

例の如くのネタバレになりますので、具体的な内容についての感想は控えますが、江戸時代の江戸庶民生活を垣間見れるだけでも一読の価値ある一冊です。タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)

立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

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