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危機感。

中1英語授業を担当していて、その求められる学習量の多さに、かなりの戸惑いを感じています。

標準版といわれる「冬期テキスト」には、一般動詞とbe動詞の区別、一般動詞三人称単数のS、助動詞can、代名詞、疑問詞、現在進行形、一般動詞の過去形(規則動詞・不規則動詞)、be動詞の過去形、過去進行形、そして予習単元として(冬期講習授業では取り扱いませんが)未来の文や助動詞までの文法単元が収録されています。旧課程での【ほぼ中2夏期講習テキスト】というボリュームです。

加えて、学校教科書では、かなりの英単語の暗記量も求められます。

さらに、中学校の定期テストでは、こういった旧来型の文法知識や運用力を問う問題から、中1生であってもそれなりの分量の初見英語長文が出題される学校もあります。

英語学習指導要領の方向性は理解しているつもりですが、実際の中学1年生の英語学習時間はそれほど増えている訳ではありません。このままの形で学習が進められていけば、文法力が身につかないままに中2、中3になっていく生徒が増え、【英語が不得意の生徒が増える!】のではないかと、非常な危機感を持っています。

そんなことを感じ、授業を進めている冬期講習です。

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