生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
さて、今回取り上げる本は,岩井圭也(いわい けいや)さんの『生者のポエトリー』 です。出題は、2023年度宮城県です。
6編の連作短編集のような雰囲気になっています。共通する視点は、詩の朗読です。詩を自分の声で詠(よ)むのです。各編の主人公が自分の詩を詠み上げる姿、そのメッセージに心が打たれます。(読書では)声は聞こえないけれども“心の叫び”が間違いなく伝わってきます。
詩ができあがるまでのストーリーに感情移入ができて、引きこまれます。そして、この1冊を読んで、自分の中にも叫び出したい何かがあるのを感じました。そういった意味では心揺さぶられる1冊です。この1冊を通して子ども達の心叫びをいつでも素直に聞いてあげられる大人でありたいと感じました。そんな優しい気持ちと一緒に、メリークリスマス!(タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)
立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。