
生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
さて、今回取り上げる本は,今村翔吾さんの『ひゃっか!』 です。出題は、2026年度千葉県です。
「高校生花いけバトル」を題材にした青春小説です。高校生が5分間で即興で花を生けるのが「高校生花いけバトル」なのですが、この本を読むまでそのような高校生の大会があることを存じ上げませんでした。(いけばなの全国大会、いわゆる「花の甲子園」については、これまでの高校の説明会でも紹介をされておりましたので、詳しくはありませんがその存在は承知しておりましたが…)
これまでの「俳句甲子園」を題材とした小説と同様に、参加メンバーの募集から物語が始まります。紆余曲折、いろいろなトラブルもありながらストリーが展開されていきます。前週の『カラフル』同様に、期待を裏切らない展開です。ハラハラ&ドキドキもありますが、安心して読める一冊です。
以前のこのブログでも取り上げた、書道家のお話の『墨のゆらめき』や、水墨画のお話『一線の湖』でもそうでしたが、芸術作品がテーマの小説を読むと作中に登場するその作品に向けての想像力が搔き立てられ、心が揺さぶられます。空想の中、自分のイメージの中で勝手に感動してしまいます。読書の醍醐味の一つですよね。どんどんと引きこまれる展開に一気読んでしまった一冊でした。夏休みの読書にふさわしい青春小説です。(タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)
立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。

