生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
さて、今回取り上げる本は,角田光代(かくたみつよ)さんの『さがしもの』 です。出題は、2023年度共立女子第二高です。
本にまつわる9つの物語です。一番の最初の「旅する本」は、すっかり忘れていましたが、以前にどこかの入試問題か問題集かで読んだことがあるお話でした。この物語を読み返してみての出会いがストーリーの内容とも重なり、大変興味深く読めました。
個人的な意見とはなりますが、今、共感できる内容もあれば、そうでないストーリーもあります。中学生が読むにはちょっと背伸びをした大人のお話もあります。でも、何年かした後にこの本を読み返せば、きっと今とは別の感想を持つのだろうなと感じた1冊でした。(タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)
立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。