
生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。
しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
生徒たちにはよく「読書」の大切を説きます。しかしながら,スマホ世代の生徒たちにとっては,「読書」に対しての具体的なイメージを持ちにくいのもまた現実です。そこで,高校入試に出題された小説をこのブログで紹介し,生徒たちが少しでも「読書」を身近に感じてもらえる機会としてもられば,と考えて記事をアップします。
さて、今回取り上げる本は,岡本貴也さんの『竹本義太夫伝 ハル、色』 です。出題は、2023年度広島大学附属高です。
江戸時代の人形浄瑠璃(じょうるり)の太夫(たゆう-浄瑠璃の語り手のこと)、竹本義太夫(たけもとぎだゆう)のお話です。大阪の天王寺村の百姓であった主人公がどのように「竹本義太夫」になっていくのかがパワフルに語られています。人生波瀾万丈という感じで、おもしろい1冊です。
浄瑠璃の話だけでなく、能や歌舞伎、江戸時代の大阪の様子などが詳しく語られ、いわゆる「奥が深い」物語です。巻末の参考文献の多さを見て、納得です。史実とフィクションがうまく絡めて描かれていると感じました。主人公が話す関西弁も違和感なく読め、物語に入っていくことができます。
中学生にとっては、江戸時代を学校の歴史で学習してから読むとさらに登場人物も身近に感じられ、より物語の世界に入り込めるかもしれません。人形浄瑠璃というのはちょっとマイナーな分野ですが、歴史好きには、おすすめの1冊です。(タイトル写真は,『全国高校入試問題正解』ですが,今回取り上げた本は読了して投稿しています。)
立志館進学教室は、子ども達と共に学ぶという視点を大切にしていいます。